徒然豚〜つれづれぶた〜

つれづれなるまゝに 日ぐらし鍋に向かひて 心にうつりゆくよしなしごとを そこはかとなく豚つくれば あやしうこそ物狂ほしけれ。

浸透圧と拡散

皆さんこんにちは!

ののさんです(͒˶´⚇`˵)͒ぶー

今回は「浸透圧」そして「拡散」について

お話ししていきたいと思います✨

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[浸透圧と拡散の違い]

 

【拡散とは】
物質の濃度の高い方から低い方へ移動し、同じ濃度になろうとする動きのこと。

豚をかえしに漬ける時、豚の肉汁よりもかえしの方が濃度が高い為、豚の肉汁とかえしが移動してかえしの味が豚に染み込んでいくと言うわけ。

通常は細胞膜がある為、水分は移動しても他の成分は移動しないが、60℃くらいになると細胞膜の機能が低下し細胞内へ水以外の成分も拡散する。

 

【浸透圧】
拡散と似ているが為によく間違われている。

浸透圧とは、希薄溶液から濃厚溶液へ水分子が半透膜を介して移動する現象のこと。半透膜は水分子のみを透過する為、煮物等の味つけで浸透圧の影響を受けることはない。

 

 

[まとめ]

つまり、煮物などに味が染み込むのは「拡散」と呼ばれる現象。

「煮物は冷める時に味が入る」や「浸透圧で味が入る」と書いてあるレシピブログをよく見かけますが、それは間違い。逆に温度が高い方が味が染み込みやすい。

諸説あるが、冷めるまでの時間に単純に時間が経過して味が入ってるだけで、冷める事とは関連性がなく、色々が重なっての勘違いというのが定説。

では、何故火を止めて味を付けるかと言うと、煮崩れや火の通り過ぎを防ぐ為。

 

2019.7.22(͒˶´⚇`˵)͒またみてぶ